『東京防災』

平成27年9月に東京都が首都直下型地震や様々な災害に対する備えのために都内の各家庭に『東京防災』という防災ブックを配布しました。

家庭用には約750万部、都内の小中高には約136万部が配布されました。

視覚障害の方向けや外国語版もあるそうです。

行政とクリエイターが手を組むことで、今までにない「読みたくなる防災本」ができました。

黄色と黒のコントラストで、イラストを豊富に使いとてもわかりやすいデザインになっているのでパラパラめくるだけでも情報が頭に入ってきます。

電通のアートディレクターである榊 良祐さんが総合プロデュースされていて、とってもよくできています。

当時の都知事である舛添要一さんがスイス留学したときに、スイスの各家庭に一冊「民間防衛」」という本が配布されていたことから発案されたものだそうです。

ちなみに『東京防災』は2016年のGOOD DESIGN AWARDグッドデザイン金賞を受賞しています。

http://www.g-mark.org/award/describe/44438?token=uGT9MS6O1J

 

いろいろな問題で辞められた都知事でしたが、無料でこのように素晴らしい防災ブックを配布されたことはとてもいいお仕事をなさったと思います。

都民の生活を想定され地震だけでなく、集中豪雨、テロやパンデミックの時の対策についても書かれています。

「今やろう。そのとき、家にいたら?地下鉄にいたら?真冬だったら?真夜中だったら?ひとりでいたら?」など様々なシチュエーションの備えが本の中にあります。

身近なものでつくる食器やランタン、リュックサックや簡易おむつの作り方などは非常時に役に立つ知識です。

クオリティが高く、とても評判となり東京に通勤されている他県の方たちからも欲しいという要望があり売られるようになりました。

実際、東京都民以外の人たちにも役に立つ知識がたくさん詰め込まれています。

 

1冊140円で買うことができます。

詳しくは東京都防災ホームページで。

http://www.bousai.metro.tokyo.jp/1002147/1002211/1002316.html

 

その他、電子書籍でもダウンロードできるようになっています。

http://www.bousai.metro.tokyo.jp/1002147/1002211/1002542.html

 

 

配布されてからどこかにしまったままにしていてはもったいないです。

災害の備えは、防災用品を備えることではありません。

日頃から家族や近所の人、同僚と話し合い正しい知識と日頃の備えがあなたとあなたの大切な人たちを守ります。

これを機会に一度じっくり読んでみてはいかがでしょうか。

『東京防災」には防災マップが付録でついています。

巻末には漫画家のかわぐちかいしさんの「TOKYO X DAY」という漫画も掲載されています。